膝関節にかかる負担とは?
膝関節は体重を支えながら歩行時などに複雑な動きをコントロールしています。
歩行時は体重の約3倍の負担がかかっています。
階段の上り下りでは約7倍、中腰姿勢や重い物を持ち上げる際は約10倍にもなります。
つまり、体重1キロ増えると、歩くたびにひざ関節の負担が約3キロ、階段の上り下りで7キロも増えてしまいます。
膝関節に厳しい体重の増加
肥満が原因で変形の原因にもなってしまいますし、膝関節への負担もとても大きくなってしまいます。
少しでも膝に痛みや違和感がある際には、ダイエットを心がけるようにしましょう。
1キロ減らすだけで、膝への負担が3キロ〜10キロも減ることになります。
ダイエットの結果が、膝の症状の改善が期待できます。
変形膝関節症が女性に多い理由
女性に多い理由は、男性に比べて筋肉量が少なく脂肪量が多いということがあります。
男性に比べると、体重が増えやすく、ひざ関節を支える筋肉の力が弱いため変形性膝関節症になりやすいということになります。
中年以降に体型を崩して、膝にかかる負担も増えるために40代以降にの女性に変形性膝関節症が多くなります。
同時に、軟骨の維持に必要な女性ホルモンの分泌量が減ったりする時期でもありますので、中高年以降の女性にとっては膝の違和感には注意が必要です。
若くても注意が必要な変形性膝関節症
20代の若い頃にヒールを履いたり、幅広の靴を履いていると歩行が悪くなりやすいです。
歩行が悪くなることで膝に負担がかかるということもありますが、歩行が悪いと外反母趾にもなりやすい。
外反母趾になると、さらに歩き方も筋肉のつき方も悪くなり、変形性膝関節症の原因になりやすいです。
まとめ
- 中高年以降の女性の方が体重が増えやすく、筋力が少ないため変形膝関節小になりやすい。
- 体重が1キロ増えると膝関節にかかる負担が倍増する。
- 外反母趾が膝関節の痛みの原因になる。