週に3回サッカーの練習へ行くそうです。
4ヶ月ほど前からじわじわと膝の痛みがあったけど、練習後は平気になっていた。
練習や試合が多くなると痛みがきつくなり、何日か続くようになってはいたが、しばらくトレーニングを休むと楽になっていたので、放置していた。
しかし、この1週間は休んでも痛みが引かずに来院。
【オスグッド病は大人になると治る?】ボールを蹴るときの膝の痛み
初診時の問診で、怪我などは省けたので、患部を診ると明らかに脛骨粗面部(写真)が突出していました。
これはオスグット病の典型的な症状で、成長しきれていない柔らかい骨が、筋力の成長やボールを蹴る動作に働く筋力に引っ張られて飛び出してくると考えらています。
あまりひどいものになると手術が適応になる例もあります。
しかし、多くの場合は適切に処置をすると完治します。
骨の出っ張りはそのままになりますが、痛みは無くなります。
【オスグッド病は大人になると治る?】ボールを蹴るときの膝の痛み:治療
11歳のサッカー少年は次の試合になんとか出たいとのことでしたが、試合までに1週間しかなく、今後のためを考えて中止してもらいました。
痛みを我慢してもパフォーマンスも保てませんし、何より後遺症として残る方がデメリットが大きいです。
ということを説明して、本人にも納得してもらい5回ほど施術をしました。
通院のたびによくなっているのがわかり、安心されていました。
今後は痛くなれば、すぐに来院することと、トレーニングや試合の前には適切なストレッチや体操でウォーミングアップすること、試合後もクールダウンをきちんとするように指示。
ストレッチの仕方なども指導しました。
【オスグッド病は大人になると治る?】ボールを蹴るときの膝の痛み
痛くなってから、ボールが蹴るのが怖くなりました。
でも、先生のいうことを聞いて、整骨院に通って行くと痛みがなくなっていきました。
あとは練習の前とあとでストレッチの仕方も教えてもらったので、痛くなることが無くなりました。