膝・ひざが痛い

変形性ひざ関節症は末期まで進むと自力で歩けなくなってしまいますか

「変形している」と診断されてしまったら、どうすればいいの?

「元には戻るの?」

「手術しかないの?」

この記事では実際に患者さんからいただいた質問へのお答えとして説明させていただきます。

膝関節の変形は元に戻らない

変形性ひざ関節症の治りにくい原因は、関節の構造が変形してしまうことにあります。

運動開始時や歩いている時の、辛い痛みもあります。

なにより、軟骨がすり減って変形した膝関節は元の状態に戻ることはありません。

膝が太くなり、O脚になる

変形性ひざ関節症の末期になると、多くの場合ひざ関節はO脚に変形してしまいます。

O脚でひどいケースには、ひざ関節の可動域も制限されるため、スムーズに膝の曲げ伸ばしはできません。

しかも末期には、安静にしていても強い痛みがあるので自力で歩くことが困難になります。

手術は「最後の砦」って誰のため?

変形性ひざ関節症の末期で歩けなくなってしまうと、人工関節置換術と宣告されてしまいます。

医師は「最後の砦」として手術があるようなアドバイスをされますが、患者にとっての最後の砦ではありません。

私見ですが、それ以前に、治療できなかった医師のための「最後の砦」と考える方が良いと思います。

なにより、すり減った軟骨が元に戻ることはありませんので、手遅れになる前に、人工関節しか選択肢がないようなことにならないように日頃のケアをなさってください。

人工関節にしても100%戻るわけでない

人工関節にすれば、現状悩んでいる痛みからは解放されますが、他の関節への負担が増加し、新しい痛みが発生してしまう可能性も大いにあります。
自力で歩けなくなるまで、整形外科にかかり切りにならないでください。

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